有機大豆・有機米を使い木樽で1年寝かせた、有機JAS認証の有機みそ専門味噌蔵

店主日記 2001年6月-新規営業に奔走する

店主 河崎 宏

2001.6.1 金 晴れ カウンター1149

 午前中、5月の日記のまとめ。そのあと11時からA社に商談に行った。
 商談に行く途中8号線バイパスを走っていったら、ヒッチハイカーが手を上げていた。金沢方面ということなので、福井の中央市場まで乗せてあげた。実は私、東京農業大学時代「ヒッチハイク同好会」に在籍しており、学生時代には、全国をヒッチして回ッたことがある。昔いろいろと親切に車に乗せていただいき、お世話になったことがあるので、他人事とは思えず、短い距離たったが御一緒した。
 大阪市大正区出身の56歳の男性。現在無職で、日本一周中とのこと。一見すると駅の地下道にいるホームレスのおじさんに見えた。彼の所持金は8円しかなかった。これから北海道を目差すと言われたが、本州から海を渡ってフェリーで北海道に入るときに、どうすのと聞いたら、今までも何とかなったので大丈夫との事。彼の幸運を祈りたい。

 丹南保険所の食品衛生講習会に参加。約二百名だった。魚屋の満留久さん、煎餅屋の八百谷さんに久しぶりに会った。1時間ぐらいの講習だったが、寝てしまった。集金一件、営業三件回った。
 東京から全然知らない方から麹の問い合わせのメール一件、別の方から注文一件あった。ホームページを見られたのだろう。

2001.6.2  晴れ カウンター1156

 金沢農業の井村辰二郎さん来社。先月は私が訪問して農場を見せていただいたが、今月は彼が小社を見学に見えられた。私の父親と3人で、2時間ほどいろいろと話し合った。
 彼は明治大学農学部を卒業したあと、金沢市内の広告会社に勤務後、辞めて父親の跡をついで就農。もともとお父さんが現在の場所で、半農半漁の生活をなさっておいでだったが、国の干拓事業が始まり漁業権を国に売り、広大な干拓農地をいただいた。現在畑作70町、水稲20町経営なされたおられる大規模農家だ。畑作はオーガニックでやられており、水稲は立地条件が難しいいため認定は、あきらめておられる。この耕作面積を家族4人と、1人の社員さんで行っておられるのには驚きだ。栽培作物は、大豆(エンレイ、タチナガハ、フクユタカ、黒豆など)、大麦、陸稲、スイカ、こめで、冬季には味噌や麹も作っておいでだ。
 商談内容は、

  1. JASのエンレイ大豆を分けていただく事。
  2. さといらずの栽培委託のお願い。
  3. プラウ(耕作器具)の売却の三点だった。

 工場見学をなされて、スガノのプラウをつんで帰られた。そのとき改めてプラウを見たが、自分でも結構使い込んでいたと思った。

2001.6.3   はれ 

 人は誰しもが、自分の考えが正しいと、思い込みがちだ。(佐藤先生から聞いた言葉)

 どんなに自分の考えが、正しくて、真理であり、正義であっても、それが他人との人間関係を悪くするようならば、それは“悪”である。(芳村思風先生の言葉)

 今年の初め手作り味噌教室に参加された近所の方から、福井県母親大会の案内をいただいたので、初めて行って見た。場所は福井の「ユーアイ・ふくい」だった。大勢の方がお見えで、分科会も13あった。私に関係しそうな「食の安全と健康」に出席してみた。司会者は農業をなさっておいでの方だった。はじめにビデオを皆で見た。内容は、どれも食品汚染に関する、恐るべきビデオだった。いただいた資料等のタイトルを挙げてみると、以下のとおりだ。

中国産野菜から発ガン性農薬 ごぼうは基準値の3.45倍

ほうれん草など冷凍野菜から農薬 毒性強い殺虫剤 すべて開発輸入品

学校給食パンからポストハーベスト農薬 パンから残留農薬 マクドナルドなどのハンバーガー 

七検体すべてに有機リン系殺虫剤 輸入小麦の危険性指摘

こらはおどろき!健康食品から農薬 原料の大半はアメリカから輸入

増える冷凍輸入野菜 国内野菜の圧迫 ビタミンC含有量劣る輸入冷凍野菜 軍配は国産野菜に

毒性の強いアメリカ産フルーツ 輸入農産物から検出された環境ホルモン 発ガン性カビ毒汚染の確認された食品

輸入辛子明太子の添加物

新たに六種類を検出 遺伝子組み換えコーン入りポテトチップス 子供の健康への影響が心配

健康食品からなんと遺伝子組み換え大豆 たんぱく食品「プロテイン」

日本への輸出停止を スターリンク 消費者団体などが抗議 アメリカでは全面回収 日本では食品に混入

コンビに弁当は“添加物のデパート” 要注意! 特に不安な食品添加物 冷凍でも添加物コテコテ…。

輸入食品の水際検査を 残留農薬オーバー、そのまま胃袋に 検査率99年わずか7.7%

ベビーフードから農薬検出 赤ちゃんの食べ物が危ない!

 以上のようでした。実名、企業名、商品名ズバリ表示されたいたので、多分本当だと思う。

 27年前の大学時代の話になるが、有吉佐和子の複合汚染は、在学中に読んだことがある。そのためか食品汚染、食品添加物に、興味、感心があったので、東京都消費者科学センターの講義等をよく聴きにいった。主婦だけでなく、私のような男性も、結構参加者がいたのを覚えている。参加させていただくと、上記のような恐るべき事実が、たくさん紹介されていた。この事実を知った私は、多くの友達に話をした。日々の食生活を見回すと、ほとんどの食品には、食品添加物等が入っており、多くの友達は結局そんなことを言い出せば、食べるものが無くなり、どうしようもないのでないかという諦めの意見が多かった。確かに吟味すればするほど、口にするものはなくなるのであった。
 人に良いと書いて「食」という字になる。(人+良=食)人に良いものが、「食べ物」と日本の漢字は我々に教えてくれている。いったい食べ物とはなんなのか?企業が利潤を追求するための一つの手段としての物なのか、それとも我々の生命をまっとうせんがためのものなのか?

 食べるというのはいったいどういうことなのか。

 本能的に人は生きるために、食べている。しかし毎日食べて、次の日ウンコしているだけでは、単なる「有機的な糞尿製造機」で、あじけない人生ではないだろうか。

 いったい生きる目的とか、意義とはなんなのだ。自己の存在理由はなんのだ。

 自分のもっている命を、いったい何に使えばいいのか?

 人はみな幸せになるために生きているとすれば、人間の幸福とはいったいなんなのだろうか?

 この時期(大学時代)にこのような“問い”を持ったことが、今考えてみると、私の一生の生き方を決定したように思える。

 ちょうど分科会を終えて、会場を去るときに心の中で、学生時代悶々としてこの問題に直面して悩んだときのことを思い出した。

 分科会を通じて感じたことは、私自身もそうであったがこれらは「告発型の消費者運動」といえるのでないだろうか?確かに警鐘を鳴らしつづける事は、大切なことである。しかし欠点は、議論ではそう簡単に世の中はなかなか変わらない。というか変わるのに時間がかかりすぎる。あるいは変わっても少ししか変わらない。分科会も議論するには十分な時間が無かったし、印象としては批判や矛盾・文句ばかりで、この現実からどのように自分たちの生活の中で、具体的な改善・改革を行うべきかという話は出てこないで終わってしまった。大きなことはできないが、小さなことならできるはずだ。で、今の自分たちにどんな小さなことができるかというような、進歩的な話は無かったように感じた。

 12時ごろ会場を後にして、かねてよりお訪ねしたかった三国の新谷味噌さんを訪ねた。電話させていただいたら社長さんがおいでで、短い時間だったがお話を聞かせていただいた。新谷さんは何年か前に廃業なされたが、お話では九萬貫(337トン)生産なさっておられたお会社である。工場の中には大きな大豆蒸煮缶が残っており、木樽も100本ほど現存しておられた。
 工場の中に福井県の醤油組合と、味噌組合が合併する前の池内淳子のPRポスターが、保存状態よく残っていた。(左:楽しい家庭はおいしい味噌汁から。右上:みそ汁一はい ニコチン退散)
 昭和29年(1954年)に両組合が合併したのだから約50年前の物と想像した。工場の裏手からは竹田川が目の前に流れており、眺めを見られておられる姿が印象的だった。200坪もある歴史を感じさせる大きな工場だった。

 

 本日宮下さんの家が完全に取り壊され、お釈迦さんからきれいに越前富士が見えた。

 夜、今年初めて蛍が飛んでいるのを、見つけた。

2001.6.4 月 晴れ

 サボテンの花が咲いた。清純な香りがする。このはなは一日しか咲かないそうだ。あとの364日は、この日のために、生きているのだな。「花にみずやり三年、花の心知るは十年」、芝田清治社長の言葉。

 福井市A社見積もり提出、武生市内D社、敦賀市Y社商談。 

2001.6.5  火 曇り カウンター1197

 営業の途中汎用コンバインで、岩内地区で麦刈りをしているのを見つけた。麦刈りも後半になってきた。
 商談の時間までに余裕があったので、藤本肇さんの田圃を見に行った。田植えから日が浅いが、坪45株植えは非常に粗植で見た感じはみすぼらしかった。
 しかし後半は開帳して立派な秋勝りの稲の姿になる。途中からぱらぱらと雨が降ってきた。浮き草が一面にはびこっていた。日光をさえぎるので地温が上がらなくなり、ブンケツが悪くなるとの理由で、多くの農家は魚取り網でこれをすくってとられるが、決してそうではないらしい。マルチの役目をして雑草の発生を抑えたりする。有機質肥料があるとよく発生する。

2001.6.6 水 雨 カウンター1216

 武生市内D社商談。午後福井市M社商談。最近毎日のように新規開拓の商談に明け暮れている。ネクタイ姿も板についたかな。
 イチローは打率三割五歩だが、小生の打率は非常に少ない。打率三割とはやはり驚異的なことだと感じた。嫌なことに、時折敬遠がある。もともと取引の無いところなので、断られてもダメモトだ。天然の味噌はいかがですかとお勧めしている。断られても、なぜ断られたかを知る様にしているので、非常に勉強になる。
 で今日までの成績。新規18社訪問して取引決定となったのが、1社。打率は0.055となるのででしょうか。

2001.6.7 木 くもり時々雨 カウンター1224

 午前中郁子さんと一緒に前田先生のところに行った。三人で話をするわけだが、なぜか仕事(味噌)の話になると、どんどん本題より離れて脱線していく。私のほうは構わないのだが、本題が後回しになって時間がきて終わってしまう。この先生をいつか、マルカワみそのファンにしてしまおうと思う。

 午後福井市内のT社に商談。S専務様と商談。まとまれば大きな数量だった。是非小社の天然の味噌を取り扱っていただきたいとお願いした。規格を言い渡され、見積書を提出するように言われた。

2001.6.8 金 くもり カウンター1236

 弘子さんからメールが届く。ようやくパソコンが入りメールができるようになった。今後連絡はメールにてやり取りに移行する。

 営業の途中ライズグリーンの新ちゃんが、モロオカのトラクターに播種機をつけて、大豆の種まきをしていた。麦刈りあとの田んぼにロータリーで起こしてその後播種しておられたが、どうしてプラウを使わないのかなと思った。サブソイラーとプラウで播種床を作れば、ネキなど掘らなくてもうまくいくのでないかと内心思った。培土作業も全面できるので、除草も楽ではないかと思うのだが。

 武生市立国高小学校六年生の味噌つくり教室の相談に行く。子供たちに味噌つくりの体験をしていただくそうだ。4クラスあるので、4日間にわたって行うとの事。計画書等を提出することになった。公民館や婦人会等のサークルでの講習会は今まで何回も行ってきたが、小学生向けの講習会は、はじめてである。大王の圧力釜を使おうと思っている。

2001.6.9  曇り カウンター1249

 光波工場が屋寸見だったので、気が楽になったのか、午後疲れて休む。ごろ寝した。郁子さん、直子さん紘徳君達は、武生市のほたる祭りに行く。

 100満ボルト武鯖店で、直子さん用のデジカメを買った。安かったが、写るだけの安物だった。買って失敗した。しかし直子さんは喜んだ。

2001.6.10  はれ

 午前中つかれて休む。直子さんと鯖江の図書館へ行き、そのあと武生市営温水プ−ルで泳いだ。久しぶりの水泳で、日頃の運動部不足の鈍った体にはちょうど良かった。紘一郎君ギターもって福井へ行く。

2001.6.11 月 曇り カウンター1161

 Kosher(コーシャー)の検査のため、ユダヤ人の検査官と取引先の石床さんが、通訳として見えられた。今回で三回目だ。検査の目的は、オーガニクの認定とは違っている。それは彼らの食事の戒律に、小社の商品があっているかどうかの検査だ。
 私は深く知らないのではあるが、ユダヤ教には、食事の戒律(コーシェル)の教えがあるらしい。それは、豚肉を食べてはならないとか、魚介類については、一切の貝、タコ、イカといったエラのない水生生物を口にしてはならないとか、食べ物を蒸すのはいいが水で煮る時には、お祈りが必要とか、日本人には、理解しがたい内容だ。これらはすべて聖書に基づくものらしい。
 トンカツや鮨などは食べられないし、また、一度でも前述の材料を使った事のあるフライパンや鍋などの調理器具で料理したものは、食べられないそうだ。検査の内容は、製造工程からの聞き取り調査と現場検査で、戒律が守られているかどうかが判断された。味噌の原料は、大豆と米(麦)と塩だけなのだし、家庭料理に使っている器具は、工場では使われてないし、大豆も、米も蒸しているので、納得されたユダヤ人は「Good.」といわれ、握手した。種類にサインをして検査は終わった。
 ずいぶん前に日本マクドナルドの藤田 田(ふじた でん)氏が書かれた「ユダヤの商法」という本を読んだことがある。最近では、日本経営合理化協会から出版された、「ユダヤ商法」マーヴィン・トケイヤー著を読んだ。
 地球上で1480万人しかいないのに、世界で活躍している人は多い。本より書き出してみると、

世界最大の金融財閥 ロスチャイルド家
南アフリカのダイヤモンド王、デビス社創設のアーネスト・オッペンハイマー
シェル石油創業者 マーカス・サミュエル
アメリカのデパート王 シュトラウス家
イギリスのロイター通信創始者 ロイター
アメリカのホテル王 アスタ一族
新聞王 ジョセフ・ピューリッツアー
フランスの自動車王 アンドレ・シトロエン
イタリアのオリベティ社の創業者 カミオ・オリベティ
イギリスのアジア貿易を牛耳った サッスーン一族等など。

 現在でも、マイケル・アイズナー(ディズニー会長)、ジョージ・ソロス(投資家)、グリーンスパン(米連邦準備理事会議長)、ピーター・ドッラッカー(経営学者)、アンディ・グローブ(インテル創業者)、スティーブ・スピルバーグ(アカデミー賞受賞映画監督)、ロナルドとレオナード・ロイター兄弟(化粧品エスティーローダー)など枚挙にいとまない。
 またノーベル賞でも、1901年から663人の受賞者のうち140人(21.1%)が、ユダヤ人である。アメリカの経済雑誌「フォーブス」で発表された、世界でトップの億万長者400人のうち、6人(15%)がユダヤ人でもある。
 ユダヤ人には、独特の価値観・処世術・商法を持っていたのだと思う。ユダヤ人であるがゆえに、財産一切を剥奪・追放され、時には奴隷や賎民として、したたかに生きていかなければいけなかった歴史から生まれたものだろう。藤田田氏も若き時にユダヤの商法を知り成功を収められたのでは、ないだろうか?
 今回の検査官は無口な方でしたが、前回お見えになられた方が、私に雑誌を送って下さった。日本にも平成という和暦があるが、ユダヤ人にも暦があり、雑誌の表紙にChanukah 5761/December 2000と書いてある。これは人類最初の人間、アダム以来の年数を基礎に計算された数字だ。ユダヤ人は聖書にかかれている物語を神話と考えずに、事実と捉えている。神が六日かかつって世界を作り、七日目に休まれたという天地創造の話や、アダムとイブの話も現実に起こった真実と信じているそうだ。彼らは独特な歴史観を持っている。
 表紙にThe Jewish と書かれ、ちょうどコンビニのサークルケイに似たマークがでている。このマークがついている商品は、ユダヤの教えに合った商品ということで、ユダヤ人は買い物のとき、このマークの有無で決めるそうだ。
 ユダヤ人は毎日聖典「タルムード」を欠かさず読む。タルムードは全20巻、12,000ページで、重さは75キロにもなる膨大なものらしい。1日1ページ読んでも、33年かかるそうだ。アインシュタインもフロイトも読んでいたそうだが、日本語で書かれたタルムードはないかと、一度検査官に尋ねたかったが、とうとう聞くこともできずに終わってしまった。ユダヤ人だけでなく、我々もタルムードから多くの事を、学ばせていただくことができる。

2001.6.12 火 晴れ 

 食料醸界新聞に、三月の味噌出荷量、 “十二ヶ月連続のマイナス”とのタイトルで出ていた。以下要約して、引用いたします。

 ・ 三月時点で前年比96.2%と丸一年にわたって、実績割れ。2−3月の減少幅が大きくなっている。
 ・ 三月は茨城、長野、新潟で減少、大分が増加
 ・ 累計で北海道、新潟、長野、広島、徳島、と主要地域で減少
 ・ このペースで行くと今年1万トン超の落ち込み、確実。
 ・ 物量・価格ともマイナス推移が、懸念される。
となっていた。私の考えでは、価格訴求と、価値訴求と二極化に拍車がかかるのでは、ないだろうか?

3月の味噌出荷量   (単位:・、%)

2001/3

2000/3

2001/1~3

2000/1~3

増減数

北海道

2269

2372

95.7

63404

6404

99.4

−36

青森醸

249

255

97.6

603

660

91.4

−57

岩手

90

91

98.9

248

244

101.6

4

宮城

635

707

89.8

1811

1874

96.6

−63

秋田

246

315

78.1

621

721

86.1

−100

山形

69

52

132.7

185

125

148

60

福島

633

603

105

1443

1465

98.5

−22

茨城

402

573

70.2

1141

1997

57.1

-856

栃木南部

374

432

86.6

976

1094

89.2

-118

栃木県

235

187

125.7

658

700

94

-42

群馬

2277

2363

96.4

6129

6033

101.6

96

埼玉

22

45

48.9

51

119

42.9

-68

千葉

255

240

106.3

680

672

101.2

8

東京

773

748

103.3

2044

2002

102.1

42

神奈川

40

42

95.2

99

133

74.4

-34

新潟

2017

2122

95.1

5162

5461

94.5

-299

富山

954

954

100

2487

2490

99.9

-3

石川

286

302

94.7

769

870

88.4

-101

福井

47

55

85.5

141

153

92.2

-12

山梨

215

223

96.4

603

621

97.1

-18

長野

17142

17600

97.4

44240

44817

98.7

-577

岐阜

32

116

27.6

109

256

42.6

-147

静岡

74

86

86

211

236

89.4

-25

愛知

3965

4008

98.9

12097

12264

98.6

-167

三重

700

723

96.8

1809

1878

96.3

-69

滋賀

8

5

160

20

16

125

4

京都

312

326

95.7

793

941

84.3

-148

大阪

125

133

94

312

368

84.8

-56

兵庫

257

270

95.2

643

670

96

-27

奈良

54

44

122.7

140

113

123.9

27

紀州

37

37

100

97

110

88.2

-13

和歌山

13

13

100

36

35

102.9

1

鳥取

37

38

97.4

99

108

91.7

-9

島根

80

87

92

158

237

66.7

-79

岡山

89

70

127

243

224

108.5

19

広島

976

1084

90

2700

2878

93.8

-178

山口

198

224

88.4

592

618

95.8

-26

徳島

869

893

97.3

2306

2390

96.5

-84

香川

115

126

91.3

275

290

94.8

-15

愛媛

346

419

83.1

1172

1174

99.8

-2

高知

1

1

100

4

3

133.3

1

福岡

861

893

96.4

2173

1292

94.8

-119

佐賀

53

69

76.8

150

156

96.2

-6

長崎

383

399

96

981

990

99.1

-9

熊本

325

382

85.1

880

1020

86.3

-140

大分

1803

1772

101.7

4651

4622

100.6

−54

宮崎

234

269

87

611

664

92

-53

鹿児島

380

413

92

994

1138

87.3

-144

三正

530

548

96.7

1580

1614

97.9

-34

沖縄

7

16

43.8

30

35

85.7

-5

合計

42096

43745

96.2

112325

115995

96.8

-3670

2001.6.13 水 曇り カウンター1278

 大豆蒸煮缶のエヌケイ缶が古くなってきたので、ステンレス製のあたらしいのに、買い換えたいと以前から考えていた。Y鉄工所、N醸機さん来社が見えられた。本体だけでも600万円はするとの事。搬入に伴って機械のレイアウトも変えて、もっと作業効率を上げたいのだが、工場改築となると結構な金額になりそうだ。
 もっと販売金額・量ともあげていかないとダメなので、先月から営業に力を入れている。結果が出るのにどうしても時間がかかるが・・。例年この時期は暇なのだが、今年は何かと忙しい。やらねばならないことがいっぱいあるが、毎日飛ぶように時間が過ぎていく。

2001.6.14 木 雨 カウンター1286

 午後福井市内を営業中、OCIAジャパンさんの有機JAS認定取得の連絡が入った。やっと取れたかという安堵感と、うれしさと、これからが始まりだなという気持ちがした。ほんとうれしかった。M社とのお取引で取ることができた海外用のOCIAの認定もうれしかったが、今回のOCIAジャパンさんからの有機JASは、それ以上にうれしかった。
 認定取得で大きく道が開かれてきたので、長年の夢に、一歩近づいた感じがする。

2001.6.15  金 雨 カウンター1293

 金沢のH社の株主総会に出かけた。以前から案内はいただいていたのだが、参加するのは初めてだった。株主総会というのは、どんなことするのか知らなかったので、期待していったが、淡々と議事進行が進み、約30分で終了した。総会後会社のPRビデオが上映された。会社の基本方針等がわかりやすく理解できた。雨だったので、屋外作業はしてないだろうと思い、金沢農業の井村さん宅に電話した。金沢東インター近くの牛丼の吉野家で落ち合い、昼食を御一緒した。いろんな話がしたかったが、2時に鶴来町のT社での商談予約がしてあったので、時間が迫ってきて心残りだったが、井村さんと別れた。
 T社とは、麹の商談だった。何回か商談を重ねさせていただく必要がある。

2001.6.16   くもり

 朝早く福井市内のA社に行った。あいにく東奔西走の毎日の常務さんとは、短い時間しか話ができなかった。
 郁子さんと、前田先生のところに行った。紘徳君の進学の話が出た。
 直子さんに頼まれて、温水プールに行った。
 鯖江の図書館に近くで、藤本さんが除草機でカルチをかけていた。そんなに草はひどくなかったが、ヒエが伸びていた。エンジンつきの五条のカルチ機なので、作業は早い。

2001.6.17  晴れ

 紘徳君と一緒に、大阪あべのの「辻調理師学園」の1日入学体験に参加した。
 午前中の講義に続いて、体験入学の生徒の方が、中華料理の実習をおこない、出来上がったものを皆で会食。その後施設等を見学させていただくというスケジュールだった。料理の講義のとき、清水隆史先生が、“誰か手伝ってくれる人?”といわれたので、私は紘徳君の手をもって、上にあげた。それでアシスタントが決まり、イセエビのてんぷらが始まった。清水先生は、どっちの料理ショーに二回出演なされた方であった。見ていた私たちにもわかりやすく、ジョークを交えた面白い説明だった。この教室は非常に完備されていて、後ろの席でもビデオで映像が映りよく見えるようになっていたり、プロが使うような調理器具の立派な最新の物が置いてあったりした。この業界では「調理師学校の東大」といわれており、プロを目指す人には、ふさわしい学校だと実感した。授業料も月二十万円いるが…。親としては厳しいものがある。
 紘徳君はいろいろ見聞きでき満足したようで、とりあえず駅に向かった。まだ時間が相当あったので、地図を見ると「通天閣」が近くにあることがわかった。村田英雄の“王将”の歌に出てくる有名な場所だ。今まで大阪に何度も来た事があったけれど、一度もいった事がなかったので、二人でタクシーに乗り、行ってみることにした。車窓からは、“ダンボールの家”がいくつも並んでいたので、運転手さんに尋ねてみると、ちょっと前に暴動があったそうだ。ずいぶん物騒なところだと思った。
 通天閣では長いこと待たされ、エレベーターで上まで上がってみた。高さは思ったより、えらい低かった。天保山の低い丘が見えた。確かあの先に南港があり、大阪湾だったと記憶している。
 紘徳君が大阪に来たのだから、お好み焼きと、たこ焼きを食べてみたいといったので、通天閣の近くのお好みやさんに入った。店を出てしばらく散策してみると、スーパーがあったので入ってみた。富山のY社の味噌が、500g、98円と元気に山積みされていた。ほんとに感心した。
 その後たこ焼きも食べて、家族の皆にお土産ということで、餃子と肉まんなどを買って帰った。郁子さんに通天閣にいった話をしたら、「あんたも、田舎もんやの。」と笑われた。大阪の名物はユニバーサルスタジオで、いまどき通天閣など、はやらないそうだ。進路に関して、親は余計な口出しせず、紘徳君の判断に任せることに二人で決めた。

2001.6.18 月 くもり カウンター1312

 敦賀のK社、S社に商談。
 K社には、“こだわり”を提案した。是非通販の企画に入れていただきたいと、お願いした。通販自体はのびておられるそうだが、自社のPBをお持ちなので、採用は難しいといわれた。
 S社には、インスタント味噌を提案したが、価格的に全く歯がたたず、一回でダメだった。

2001.6.19 火 雨 カウンター1318

 全味広報を読んでいたら、全味工連の役員補選に記事があった。福井の山彦味噌の湯本社長さんが、今回監事に就任との事と発表されていた。


 また、中央味噌研究所役員改選の発表も載っていた。
 武生食品衛生協会の、機関紙の編集委員会に出席。昨年の繰越予算がないそうで、広告収入によって運営しなければならなくなったそうだ。

 山口さん、ボイラー免許取得のため三日間休むことになる。

選 任
辞 任

理事

河村 守泰
(東京)

理事 

渡辺 三郎
(東京)

上田 稔
(富山)

山本 勝美
(石川)

監事

湯本 彦治
(福井)

監事

上田 稔
(富山)

評議員

田中恒二郎
(東京)

評議員

河村 守泰
(東京)

2001.6.20  水 雨 カウンター1327

 集金日。明日金沢のH社に納品のため、レンタルのツダで二トン車を借りに行く。山口さんが休みのため、フル活動。忙しい一日だった。


 農水省のホームページをみていたら、「県別有機認定者件数一覧」を見つけた。
 上の段の生産管理工程者とは、お百姓さんのことで、小分け業者とはオーガニックの農産物を小さなふくろに詰め替えたりする業者を指す。


 富山のシール印刷さんが、来社。

2001.6.21 木 くもり

 金沢に配達に行き、レンタルのツダに車を返しに行った。昼から福井市内の配達に出ようと思ったが、工場内の仕事が終わらず、明日にした。やはりひとりが三日もいないと、会社がうまく回らない。
 明日から山口さんが出社なるので、助かる。

2001.6.22  金 くもり カウンター1346

 午前中、会計事務所先生と懇談。内容は今期の決算内容について。
 午後はH社の分科会に出席。昨年よりテーマを決めて納入業者が分科会テーマにそった提案し、目的の課題を達成するやり方だ。手際よく説明がなされた。

2001.6.23  曇り一時雨 カウンター1364

 何故か朝から腰が痛いので、指圧医院にいった。大事を取って早めにいったので、帰るときには治ってしまった。
 ライズグリーンの関本さんに誘われ、産地直販の勉強会に、福井のベルの「こっぽい屋」、「さいさいや」さんを6名で見学にいった。
 池田町のこっぽい屋は年商一億一千万円とのことで、確かに繁盛していた。商品も見てみると、ちょっと買ってみようかなという気になる。場所もいいし、企画も良かったせいだ。今後は各地にこのようなお百姓さんの店が、できてくるような気がした。
 夜、「天鶴」で懇親会。瑞穂の時代の懐かしい人にであった。

2001.6.24  雨のち晴れ カウンター1371

 万葉中学校のバレー大会。三年四組は準決勝まで進出。小学校の同級生の北野さん、橋詰さんに久しぶりに会った。昨年はチームに参加したのだが、今年は応援にまわった。
 明日の準備をして、ごろ寝をした。

2001.6.25 月 曇り

 国高小学校の味噌作り教室にいった。六年生の子供たちに味噌つくりを体験してもらうわけだが、それを教える先生方に、リハーサルも兼ねた実習だった。
 圧力釜で大豆を煮るやり方、麹との混ぜ方、保存の仕方を説明させていただいた。

 1クラス8班の構成で約30名。これが4クラス有り、時間は午前中で終了の予定だった。作る量は約30kgちょっと。6年生だが、火傷すると困るので、大豆蒸煮は先生に御願いした。約4キロの大豆が一時間十分ぐらいで煮えるので、2回に分けていただいた。
 大豆の雷砕は、機械を使わず天塩の入っているポリエチレンの袋を再利用して、煮あがった大豆をこの中に入れ、ビール瓶で押しつぶすやり方を取った。これだと簡単で小学生でもできる。麹と塩を万遍なくみんなで混ぜていただき、樽につめるやり方を説明させていただいた。
 各ポイントを説明させていただいたので、明日の本番にはうまく行くと感じた。汗だくだくになった。

県別有機認定者件数一覧
(2001年6月1日現在)

製造
業者

生産
工程
管理

小分
け業

輸入
業者

合計

北海道

3

42

3

0

48

青森

3

1

0

0

4

岩手

1

2

0

0

3

宮城

1

5

1

0

7

秋田

1

22

1

0

24

山形

1

9

0

0

10

福島

1

8

0

0

9

茨城

8

6

3

0

17

栃木

2

12

0

0

14

群馬

7

8

0

0

15

埼玉

11

2

2

0

15

千葉

11

5

6

0

22

東京

4

2

10

16

32

神奈川

6

5

9

1

21

新潟

4

6

0

0

10

富山

0

1

0

0

1

石川

0

4

0

0

4

福井

0

6

0

0

6

山梨

1

4

0

0

5

長野

10

0

0

0

10

岐阜

8

4

1

0

13

静岡

9

4

2

0

15

愛知

11

0

3

0

14

三重

9

8

1

0

18

滋賀

1

8

1

0

10

京都

6

0

1

0

7

大阪

6

0

2

2

10

兵庫

8

53

6

2

69

奈良

2

6

2

0

10

和歌山

6

12

0

0

18

鳥取

0

1

1

0

2

島根

4

3

0

0

7

岡山

7

2

1

0

10

広島

6

3

1

0

10

山口

0

2

0

0

2

徳島

6

2

0

0

8

香川

2

3

1

1

7

愛媛

0

40

1

0

41

高知

1

1

0

0

2

福岡

19

8

1

0

28

佐賀

5

4

0

0

9

長崎

0

8

0

0

8

熊本

6

17

2

0

25

大分

2

1

0

0

3

宮崎

4

12

1

0

17

鹿児島

7

15

7

0

29

沖縄

2

2

0

0

4

212

369

70

22

673

外国

41

18

12

0

71

合計

253

387

82

22

744

2001.6.26 火 雨 カウンター1387

 アメリカから味噌の卸をしているかという問い合わせのメールが届いた。英語版のページがあるので、読まれたのだろう。今年のはじめにホームページを作るとき、日本語だったら1億2千万の人しか見られないが、英語だったら60億の人が見ることができると考えて作ったのものだ。最初は誰が見るのかなと思い、経費を掛けたが無駄だったように感じたが、現実に問い合わせをいただくと、作ってよかったと思った。
 しかし、貿易の実務は知らないので困った。とりあえず私なりに貧弱な英語で、しばらく待ってほしいと返事を書いた。

2001.6.27 水 曇り 1393

 午前中大阪のM社に、アメリカからのメールのことで問い合わせをした。輸出代行もしていただけるとのことで、すべてをお願いした。
 午後上中町に、福井県農林漁業大学校主催の日本オーガニック検査員協会理事長の水野葉子さんの講演会を聞きに行った。タイトルは「オーガニック検査員から見た有機農業の実際」だった。以前から、日本で最初の検査官であられるとお聞きし、お名前だけは知っていたが、お話しを聞くのははじめてだった。

以下いただいた彼女のプロフィール。

1980年 立教大学文学部卒業。
1987年 ミネソタ州立大学にて、修士号取得。元ミネソタ大学日本語講師。
1995年 アメリカミネソタ州に本部のある、IOIA(Independent Organic Inspectors Association)のオーガニック独立検査員、資格取得。
 現在は日・欧・米・オセアニアの16認定機関に登録し、オーガニック独立検査員として、検査業務・認証指導コンサルティングをこなす。また、雑誌・本・新聞等に寄稿、講演・テレビ出演でも活躍。
1997年8月 日本初の民間のオーガニック検査員養成・育成を目的に「日本オーガニック検査員協会」を設立。日本初のIOIA認定トレーニング・コーディネイターおよびIOIA公認オーガニック検査員。農水省有機認証に関する検討委員。

と紹介されていた。

 参加者は嶺南の生産者と県庁関係の方、約30名ぐらいだった。話の内容は、

*オーガニック/有機食品とは
*オーガニック/有機認証プロセス
*検査対象場所
*検査対象者
*検査内容(農場検査、加工場検査)
*有機JAS検査におけるポイント
*国内におけるオーガニック食品および認定関係の最近の動向
*オーガニックに関する今後の課題

だった。
 検査官の仕事を通じての色々なエピソードや、猪・鹿・猿の被害に困った生産者が動物園のトラの糞を撒いておいたら、被害がなくなったとか、倉庫に有機農産物と一緒にシャンプーを置いたところ、においがついてしまって空気汚染でだめになった話とか、貴重なスライドなども拝見でき、色々学ばせていただいた。
 1988年から日本で認定制度が始まったのだが、その時点では、のり、梅干、味噌、しょうゆといった日本古来の調味料メーカーや、輸入業者が主体であったが、有機JAS制度以降、生産者が4月末で1,400人にもなったそうだ。熊本県では農家の2%にあたる方が、何らかの形でオーガニックの農産物を栽培しているそうだ。今後どんどん広まっていく模様。
 これから中国からの有機認定品が輸入されてくるが、“日本人が日本の農業をささえていかなければならない”のでないだろうかとのしめくくりで講演は終わった。
 質問も次から次と出てきた。私も2つ質問したかったのだが、できなかった。
 その後、福井県農産園芸課課長さんから、「福井県特別栽培農産物認証制度の概要」の説明があった。県内には26,000戸の農家がおられるが、113件の申請があり、現在700名の農家が県の特別栽培農産物の認証制度を利用し、今月21日よりシールを貼った農産物の流通がはじまったと紹介された。県としては、取り組みやすい福井県特別栽培農産物認証制度を、これらの農家を核として、県内農家のボトムアップを図っていく方針とのこと。
 どうも(社)福井県植物防疫協会が、日本国登録認定機関に認証されたもよう。今年の十月から認定業務を、県内においておこないはじめるらしい。
 時間とともに今後有機JASは、ますます普及していくだろう。
 いよいよ認定の時代だな。

2001.6.28 木 くもり時々晴れ

 鯖江市K社、商談。
 来週の金曜日の店長会議にかけていただけるとのこと。期待したい。

2001.6.29 金 晴れ

 今年の1月倒産した武生エスカが、リニューアルオープンした。エスカモール 武生楽市 ワイプラザヤスザキだ。ヤスザキさんはダイエーのフレンドシップ店だ。ダイエーの陳列方式が取られているため、見事な売り場だ。味噌の棚割りは大きく取られていた。小社の味噌も2アイテム(越前みそ、田舎みそ)が入っていた。
 大阪のM社から、OCIAとEcocertの検査レポートと認定結果が届いた。改善事項が明記されていた。
 上島さんから携帯に電話があり、コンビニが閉店するので、冷蔵庫の搬出の手伝いにくるよういわれた。突然のことであわてたが、山口さんとトラックに乗っていった。冷蔵庫を二トン車に乗せる時、ユニックで釣った。途中冷蔵庫が急に回転し、その弾みで山口さんが右手首にけがをした。病院での診察の結果、骨には異常がないとのこと。
 労災となった。暗い気持ちの一日となった。

2001.6.30  雨

 前田先生のところに行ったあと、国高小学校へ味噌作りの用品を引き取りにいった。
 郁子さんと思風塾に参加した。「活人力と経営」のテーマだった。

 今月は決算だ。



マルカワみそ

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