有機大豆・有機米を使い木樽で1年寝かせた、有機JAS認証の有機みそ専門味噌蔵

店主日記・・・ 店主 河崎 宏

44. はれ (2003/09/30)
木桶が届いた。
福井県ですでに廃業なされたSさんから、「木樽」をわけていただいた。十石の樽ばかり、全部で十二本。一本、約味噌が二トン入るから、二十二トン分となる。
廃業されてから、十年以上経っているが、わりと保存状態がよかったので、水を張って漏らなければ使える。

Sさんは昭和三十一年ごろ九万六千貫(360トン)の県内最大生産量を誇っていたが、後継者がなかったので廃業なされたと聞いている。

これで弊社のみそ貯蔵量が、180トンだから20トンほど能力が増えて、これで200トン生産可能な工場となった。

27年前、農大を卒業して世田谷から布団を担いで帰ってきたら、父親と母親の二人が、ボチボチと味噌屋をしていた。社員やパートさんなど誰もいなく、生産量も小さく、確か70トン前後だったように思う。

全部天然醸造で作っていて、父親に「なんで天然なんや」と聞いたら、「このほうが、味噌がうまいんや」というすごく簡単な返事。
周りを見渡すと、天然といっても本当に天然で作っているところは、非常に少なかった。

最初の年に取り組んだのが、合成保存料、ソルビン酸の使用廃止だった。白い粉末を水に溶かして、味噌に混ぜるとなぜか黴(かび)が生えなくなり、味噌の発酵が止まる大変便利な添加物。県内の業者みんな使用していたが、いち早く使用をやめ、アルコール添加(アル添)に切り替えのを覚えている。
世の中移り変わり、現在は誰も使ってないが、、、。


何回かSさん宅にお伺いするときに、一代記をお聞きした。
最盛期には、「知事の給料は、なんや、ほんなもんかぁ〜」と豪語できたというから、知事の給料の二倍か三倍以上の所得があったと想像する。現在の金額に直すと結構な額になり、現在豪語できるみそ屋は、日本に何人居るだろうかと考えてしまった。

日本で味噌屋は1340社程あるが、マルコメさんの283億(?)を筆頭に、年商10億以上の企業は、17社しかない。
1340社のうち、90%にあたる1200社は、十万貫(365トン)未満の弊社のような、家族労働を中心にして、生産している小さな企業ばかりで、全国の生産量の約二割弱を占めている。
限界企業が多い。
余談になるが、味噌メーカー上位十社で、全国の味噌生産量約50万トンの内約半分生産しており、上位40社でなんと80%を生産している。
地方色の濃い、かつガリバー型産業構造といえる。

市場規模は、1400〜1600億といわれており、東証でいえば、コンバインやトラクターを作っている井関農機(6310)や、牛丼の吉野家ディーアンドシー(9861)の一社の売上と大体同じ。
ソニー(6758)の上半期の営業利益が、このくらいだったように記憶している。

大手でなければできない味噌もあるだろうし、十万貫未満の企業でなければできない味噌もある。
どちらがいいかをお決めいただくのは、「消費者の選択」という生殺与奪の権だと思う。


昭和の30年代、この時分には味噌屋は、しこたま儲かった、いい商売だったように思った。

どこの蔵にも歴史はあるもんだなぁ〜としみじみ感じ、商売は“浮き沈み”があるので、一喜一憂する必要もないかと思った。

木の桶も現在は職人さんが居なくなり、現存するものだけになってきている「貴重品」的存在。
大事に使いたい。


43. 朝小雨 秋の深まりを感じる (2003/09/29)
最近、見なくなったもの
最近、スーパーに買い物に行って見なくなったものとして、大きなお腹をした「妊婦」さんと、
レジで前の方の買い物カゴに、「みそ」が入っているのを、見たことがない。

これに気がついてから、この二点に注目しているが、お盆に妊婦さんを見たのが最後で、現在までない。
仕事柄、お客さんはどのような味噌を買われているのか、興味があるもので、つい前の方のカゴを、盗み見してしまう、、、。


食料醸界新聞によれば、七月の全国味噌出荷量は冷夏の影響で伸びたものの、前年比で4,200トンの減、この調子で行くと通年で、7〜8千トンの落ち込みとの予測してる。
またみそ売り場のパワーに“かげり”が見られたことから、最近チラシ訴求を控える量販店が増えているとの事。

毎年、全国ベースで七千トンほど縮小傾向に、歯止めがかからない模様。

「味噌が売れない時代」になったのは間違いないので、その中でどのような味噌つくりを目指していくのか、経営判断する時と思う。

ポリシーなき商品は、淘汰されていくのでないだろうか、、、。

42. 薄くもり (2003/09/28)
有機味噌
昨年十月に仕込んだ有機味噌が、できてきた。冷夏で心配したが、いつも以上の出来上がり。
昨年三十トンほど仕込んだので、越前みそ、田舎味噌に出荷する予定。

41. はれ (2003/09/27)
米の不作 作況指数全国で92

レーザーカラープリンターも、修理が完了し元通りきれいに写るようになった。

昨日今日と天気だったので、田んぼもほとんど九割がた稲刈りが、終わった模様。

二三日前に、藤本さんから有機米が届いたが、四千円アップを言い渡され、了解した。
金沢大地の井村さんも、米の値段が段々上がってきていると、言っていた。

北海道、東北の太平洋側は特に不作で、深刻な模様。


毎日食べて欲しい、、、
だから「高品質で低価格」と考えてやってきたが、
これだけ上がって来ると、甘酒、味噌、麹は限界。
価格の見直しが必要。
不作の年だから、仕方がないけれど、、、。

40. くもり後、快晴 (2003/09/26)
福井銀行のお話
八月四日におこなわれた、福井銀行(8362)のIR説明会での話だが、福井銀行は県内の預金量の、38%のトップシェアーを持っているそうだ。福井県民2.5人に一人の割合で、福井銀行に預金している勘定になる。
以前は、銀行は集めた預金を貸し付けて、その利ざやで収益をあげていたらしいが、この景気の中で、貸付額も減少し、倒産も増えてきたので、こちらのほうは、減収になってきているそうだ。収益のおきな柱として、ナチュラビジネスローン、住宅ローンなど元気な中小企業や個人への貸付、また手数料収益増を目指しているそうだ。手数料は、リスクは全くないから、もっとも安心な収益源。それと、店舗の統廃合で、固定費の削減を目指しているらしい。向こう五年間で、さらに二割、店舗と社員を減らすとの事。
利用者にとって、近くに店舗がないと不便になるが、その分、インターネットで残高照合、振込み管理がいつでもできるように、大きな設備投資をしたそうだ。弊社も申し込んで、利用している。
実際、小切手と手形以外は、店舗には赴かなくてもいい状況で、楽になった。

毎年、夏には売上が減るためと、秋以降、仕込み用の原料発注で、秋口は資金繰りが悪い季節。逆に春先は、冬の売上がはいってくるので、じぇんでほこほこの季節。毎年この繰り返し。
今期設備投資したのと、在庫を増やしたので、借り入れを申し込んだ。来月末で申し込んだが、今月末に借り入れて欲しいとの事だった。理由は、中間決算があるので、営業のNさんの立身出世の数字が、かかっているらしい。

我々の決算書もそうだが、もはや浪花節は通じなく、容赦なく数字で評価・判断される時代、、、。

39. 雨  (2003/09/25)
レーザーカラープリンター
今年二月に買ったプリンターが、一部印刷できずに白抜けするので、販売店に修理を依頼した。
 トナーのカートリッジから粉が床一面にこぼれ落ち、結局リコーテクノネットを呼んだ。
保障期間が半年間なので、期限切れで有料ですといわれたが、どうすることもできず、お願いした。部品がなく、応急修理で終わった。
このため、午前中から二時ごろまで、つぶれてしまった。

38. 雨 蔵の温度23度 (2003/09/24)
TKC 消費税講習会
日曜日の午前中に、紳介や竹村健一が出てくるサンデープロジェクトという番組をご存知だと思うが、「経営革新」とか「よしこれでいこう!」という、TKC(9746)全国会のコマーシャルを一度かは、ごらんになられた事と思う。

TKCとは、栃木経営センターの略で、もともと栃木県で始まったのが、全国組織になったそうだ。
 毎月一回、会計事務所の専任の方が巡回してきてくれ、先月の業績の説明とか、経営相談に乗っていただけるのが、大変ありがたい。
また月次報告書には、詳しく分析した数字が載っており、全国の黒字企業と自社との比較、予想決算のシュミレーション、経営計画立案などができたりするのも、大変重宝する。
伝票での処理はなく、自社でパソコンで入力したものを、会計事務所の方がフロッピーで持ち帰り、すばやくその月の結果が出来上がる。
料金がややお○○めなのを除けば、満足している。(一部伏字あり)

 会場に入って、すぐにうちは本則課税なので、今回の簡易課税の話は、あまり関係ないのでないかと気がついた。
とたんに眠くなり、結局最初の部分と、最後の部分だけ聴いただけになってしまった。

37. はれ蔵の温度 23度 (2003/09/23)
宗教法人「杉崎神社」 秋の大祭
北陸高速道路を、金沢から大阪方面の上り車線を走っていると、武生インターチェンジのところ、左手に大きな神社が見える。これが私の住んでいる町内の「杉崎神社」。

子供の頃は、長い階段を上った山の頂上にあったが、高速道路建設のため移転し、現在のこの位置に建て直された。
大きな石垣の上には、広い境内と、社務所がある。

杉崎神社の歴史は、古く奈良時代にはすでに存在していたそうだ。古文書や絵馬、江戸時代の触書など、歴史をしのばせるものが沢山存在している。
相当古い神社なので、白山神社、神明神社等は多くあるが、杉崎神社という名前は、ここだけにしかないらしい。昭和28年に、宗教法人になっている。

毎年、初詣、春と秋の大祭、新嘗祭が氏子によってとりおこなわれ、今日は秋の大祭で、神主さんがお見えになり、区長はじめ町内の皆さんが、お参りした。

夜には、お楽しみの、福引が行われた。毎年カスしかあたらなかったが、なぜか今年は、一等のファンヒーターがあたった。

正面の、のぼり建てのポールは、今年町内の「平崎彦平」氏が、寄贈されたもの。これで毎年上りたての作業がなくなり、楽になった。
お近くにお越しの節には、お立ち寄りください。

36. 9月二十二日 (2003/09/22)
蕎麦畑と外米ボイコット
献穀田からの帰り道、減反の水田に撒かれた「そば畑」の横を、通った。
お盆頃に播種したものが、あたり一面真っ白な花が、絨毯のように咲いていた。今まで気がつかなかった。
米が年々余るようになり、確か減反率は、三割を超えていたように思う。団地化して減反しているので、そば畑が連続して、何枚もの田んぼに連なって栽培されていた。
確か、十一月三日の文化の日ごろに、収穫されるもよう。

食生活が洋風化して変わり、次第に米が余りだし、在庫過剰・価格維持のため減反が始まったと聞いている。
いつも思うのだが、日本で減反しなければならないほど、米があり余っているのに、またその減反を実施するのに、数千億の助成金を払っているのに、なんでまた外国からお金を出してまで、年間80万トン(?)もの米を輸入しているのだろうか、、、?

これは「国家的損失」だと思うので、是非、「構造改革推進内閣」の小泉総理には、是正していただきたい。
細川内閣のときに、外米が入ってきて、一時使用したが、このような考えから、私は外米をボイコットした。
昨年は、破砕精米も購入をやめた。

お百姓さんは、米の値段は下がる、、、量は作れない、、、。

江戸時代も現代も、“農民は生かさず、殺さず”、、、かな。

「農」を軽んじてきた国、 「日本」、、、

という風に思える、、、。

35. はれ 天高く馬肥える秋 (2003/09/22)
献穀田 稲刈り
秋晴れのいい天気となった。台風15号の影響で、風はつよかった。

天皇陛下にお納めする「献穀田」の稲刈りの儀式が、あった。

場所は弊社からすぐ近くの水田。
奉納者は、北町の「上島勉」さんで越前武生農業協同組合に務めておられる。同組合の副組合長でもあられる。

時間がなかったので、一部始終拝見できなかったが、写真を見ていただけると、雰囲気がお分かりかと思う。

小さな面積だったが、コシヒカリが、立派に実っていた。

田植えのときよりかは、来賓の方・見学者は少なかった模様。

34. 曇り、小雨 (2003/09/21)
肌寒い一日
朝から肌寒い一日だった。
郁子さんはガレージセールに、紘徳君は小僧寿しにバイトに行った。

午後からコンテナの下のコンクリートの床を、ジェットマンで掃除。
笑点を直子さんと見た。
小泉総理が再選され、党の人事が発表された。派閥の力が弱まった。

33. 曇り 蔵の温度 26度 (2003/09/20)
書類が、貯まっていた。
やはり思ったとおり、郵便やファックスが机の上に、溜まっていた。
メールも沢山きていた。

留守の間、注文や電話応対に、郁子さんは追われたらしい。


海上コンテナには、写真のとおり、傘代わりの屋根ができていた。
とりあえず完成。短期間でローコストで倉庫ができた。

二十九日には、木樽が搬入される予定。北の蔵の荷物を、コンテナに移す予定。

当麻グリーンライフ瀬川社長さんに、約束したあった金沢大地の井村さんの、大豆収穫風景の画像をプリントして、メール便で送った。

二十日で、集金に行った。
途中、藤本農園さんに行ったが、お留守だった。

32. 小雨  (2003/09/19)
研修会二日目 工場見学
宿泊した、「竹葉新葉亭」は高級な旅館だった。
朝食のご飯がおいしかったので、「397」ですかと聞いたら、ブレンド米との事で、いささかがっかりした。

イカの塩辛を作っている「竹田食品」の工場見学。生イカを裂いて、切断。味付けして寝かし、ビンつめ出荷ラインをみた。天井から電気の配線がしてあるのを見て、コードがすっきりしていて参考になった。
二件目は、「カール・レイモン」というハムソーセージ工場。九十三歳まで長生きした彼の日本でのハムつくりが、印象に残った。
函館五島軒で、昼食のカレーを食べた。

函館空港から、羽田、小松空港と乗り継いで、武生に八時半についた。今回飛行機はバースデイ割引で、一航路一万円でいけたので、安上がりだった。
次回三月の総会は、三重県で開催されると聞いた。

31. 小雨 (2003/09/19)
9/18 全味青年部「秋の研修会」
写真は、畑での瀬川社長さん。


旭川から、JR北海道にて札幌経由、函館にむかった。
日本海はいつもよく見ているが、太平洋側はなかなか見られないので、函館本線では、内浦湾が見える窓側の席をとった。あいにく薄くもりの天気で、海はよく見えなかった。

函館市芸術ホールには、三十分ほど遅れて着いた。
参加者は、三十五名で少なく、いつもの常連の方々がおおかった。

道水の高野社長さんの「海外事業の展開について」という題での講演は、モロッコ沖、マルタ島での、マグロの養殖事業の、大変面白い話だった。

講演後、函館観光で、函館山に登った。時間が早かったので、美しい夜景は見られなかった。
懇親会では、ビンゴゲームで、道水さんからの「いかそうめん」があたった。
部屋は、名古屋のナカモさんと、京都の石野味噌さんと同室で、味噌談義に花が咲いた。
二次会に行かなかったのは、私と農大の東先生だけで、あと全員参加したそうだ。
夜中に、いびきで目が開いた。
朝起きたら、三人部屋なのに、布団が四枚あり、あぶまた味噌の飯田さんが、なぜか寝ていた。

30. はれ (2003/09/17)
旭川当麻町グリーンライフ
朝ハイウェイバスにて名古屋まで行き、飛行機で旭川に、二時に着いた。内地と違って涼しかった。空港では、瀬川社長さんがお迎えにきてくださった。

 道中の水田風景を見ていると、内地の稲は茎も徒長しており、重たそうに穂がたれ、中には田んぼに倒伏してしまうほどだが、、旭川では、丈が短く、穂もほとんど直立していて、倒伏した田んぼなどは、見ることがなかった。
社長さんのお話では、今年冷夏の影響だそうだ。このままでは、コンバインで刈り取りできないのでないかと思ったが、「北海道仕様」なので、短茎でも脱穀できるとの事。
余談だが、こちらのコンバインの条間は33センチと、バリカンの幅が普通内地の30センチより、大きくなっているのも北海道仕様のひとつ。

 事務所で、いろいろお話したあと、圃場に出かけた。
そば畑を案内された。「ダッタンそば」という蕎麦で、このおそば、老化予防の「ルチン」という成分が、普通の蕎麦の、なんと百倍もある機能性食品。まもなく収穫される模様。
九月の二十八日に、第一回「日本ダッタン新蕎麦祭り」のイベントが、JR当麻駅前にて開催されるとの事。
事務所でいただいた、蕎麦茶が非常においしかった。

 六月に訪ねた時の、「とよむすめ」の大豆畑に行った。二ヶ月間雨が降らなくて、発芽が悪く、雨が降り出たら、雑草も一斉に生え出した。培土など雑草対策などに手を打ったが、株間の草がひどく、結局十七町歩、手で草を取られたそうだ。畑のあぜ際には、取った草がたくさん置いてあった。これは大変な作業で、ハンパでないとおもった。

写真は、畑で撮ったもの。実に草もきれいにとってあった。こちらは火山灰土地帯なので、雨が降るとどろどろになり、乾くと硬くしまり、壁土のようになると聞いていたが、畑の中に入ると、土がふかふかしていて、スポンジの上を歩いているようだった。葉も赤くなって、落葉も間近。このあとコンバインでの収穫となる。

 すぐ近くの畑では、伊藤部長の奥さんと、「でめ」さんたちが、金時豆の刈り取りをしていた。一株一株を鎌で刈っとっておられ、軽く畑に積み上げ、天日乾燥させて、スレッシャーで脱穀する。
さやをむいたら、中から大きな小豆色の、きれいな金時豆が出てきた。「今年は、いいな、、。」と社長さんも慶んでおられた。記念にむいだ豆を、もらって帰った。

ジャガイモ畑では、伊藤部長さんはじめ、収穫に忙しそうだった。今年は、手作業で芋を掘ったそうだ。大きなフレコンにいれ、選別機にかけておられた。
このジャガイモが、ワタミフードサービス(7522)の、今年の株主優待の産直品になっている。ジャガイモ5キロが、10キロに変更になったそうだ。申し込んでおいて、よかった。

途中ビニールハウスが並んでいるところがあり、こちらでは、「カーネーション」の花を一万鉢栽培しているとの事。“一鉢千円ですと、一千万円になりますね、、。”といったら、二千万円近くなるとの事。春先のいい売上になるそうだ。
依頼主のお一人が、ワタミの社長さんで、母の日に社員の方に、自筆の手紙と一緒にプレゼントされるそうだ。とても奥さんから慶ばれ、好評らしい。気配りのある、社員を大事になされる社長さんで、えらいと思った。
 
今日から稲刈りが始まったそうで、小野部長さんの自宅の横のライスセンターにいった。
収穫したもみは、七台の乾燥機に入れ、いったん17%まで水分をおとし、別のストックタンクに入れ、出荷前に再度乾燥して、15%にする「二段乾燥」をとっているとの事。一気に乾燥させるより、分けて乾燥したほうが、味はよくなるし、収穫時、量をこなさなければならないので、時間もかからなく、ちょうどいい方法でないかと思った。
お米は特裁米で、消費者の方と契約栽培。不作の年なのでカツカツかも知れぬとの事。
色彩選別機など、大変な設備投資だと思った。

社長さんのご自宅では、レタスなど野菜の出荷準備が、終わったところだった。ご自宅は、周りが山に囲まれており、ちょうど山形県の風景に、なんとなく似ているような気がした。
山の中腹には、「自然耕房 ホタルファーム」さんの家が見えた。彼のメールマガジンを、私は購読している。
自宅の横には、堆肥つくりの大きなハウスがあった。ここで「土ぼかし」を作っておられる。面積が大きいので、足らない分は、川合肥料から買い足しているとの事。おきなブロードキャスター、ライムソワーなど、肥料散布の機械が、置いてあった。

事務所に戻って、しばらく歓談したあと、食事に誘われた。晩御飯を食べるだけかなと思ったが、お酒が入り、宴会になってしまった。

旭川のワシントンホテルに予約してあるので、JRで帰ろうとおもったが、最終電車が19:24でなくなっていた。次の電車が、夜中の3:22までないといわれ、あきらめてまた飲み始めた。

結局十一時ごろに、タクシーでホテルに着いた。


農業は「設備産業」であり、「労働集約型産業」であると私は思う。
特に水稲などは、育苗機・トラクター・田植え機・コンバイン・乾燥機・精米機・色彩選別機などの、経営面積に応じた結構額の設備投資が必要。
しかも電話一本で、すぐに配達してくれる化成肥料ではなく、全部自分で時間をかけて、有機肥料を作るわけだし、田畑にまくといっても、化成肥料のように少量を簡単に撒くわけにはいかない。
また一反(300坪)に二千円ほどの除草剤を撒けば、草取りしなくてすむが、有機の場合、手取り除草となると、何人もの人が、腰をかがめて何日ってかかることになる。

有機農産物は、「人件費の結晶」、「手間の煮しめ」、「汗の結晶」といえると思う。このような労働集約型だけに、コストはかかるし、人件費の高い日本では、海外の有機農産物とは、価格のレースでは、負けてしまうことになる。

また、精神的努力・肉体的努力の限界を超えた、どうすることもできない「天候」にも、左右される。

このようにしてまで、なぜ有機農業なのか、前回社長さんからのファックスに、目を通してみた。

有機農業をはじめたいきさつ
・自然・農業・人間が共生することが大切であると考え、
 そのためには、有機しかありえないと思っている。

今後の目指しているもの
・有機で経営の成り立つ後継者育成
・有機農業実践学園(仮称)の開設

と返事をいただいていた。
やはり単なるアグリビジネスとして行っているのでなく、そこには、自分の哲学が存在し、
そうでなければ、続けていくことは不可能だと思う。
お金儲けだけでは、続けていくことはできないと、、、再度思った。


瀬川社長さんも、設立五年目を向かえ、ようやく軌道に乗ってきたとの事だが、そこまでにたどり着くまでには、並大抵の苦労ではなかったと思う。
経営面積が大きいので、一反軌道に乗ってくると、大きな力を発揮するものと思う。



伊藤部長さんの奥さんが、“でめ”さんたちと一緒に、黙々と作業をしている姿を見たとき、
なぜか、胸の中に熱いものがこみ上げてきた。

どうしても忘れられなかった。



こうして 有機大豆「とよまさり」は、 つくられる。


29. はれ (2003/09/16)
お人形のついた、ウイスキー
三日間の連休明けということで、結構電話が多かった。

平和堂武生店に、営業の途中立ち寄った。売り場に阪神タイガースの特設コーナーが設けてあり、応援歌が大きく鳴り響いていた。
何か記念に買って帰ろうと思い、お人形さんのついた、1、980円のウイスキーを買って帰った。
次回の優勝は、十八年以内に再びあると思うが、それまで飾っておくつもり。

阪神の経済効果は、大きいものがあると思った。。

コンテナ板金工事、始まる。二三日後には、屋根が完成する。
明日から、北海道に出張。有機大豆を作っておられる、旭川当麻町のグリーンライフさん訪問と、函館での全味青年部の「秋の研修会」に参加のため。

28. はれ (2003/09/15)
阪神タイガース 優勝
マジック2だった阪神が、本日広島に勝ち、ヤクルトが横浜に負けたため、優勝となった。

私は野球はあまり詳しくなかったが、我家では、紘一郎君・紘徳君がタイガースファンのため、影響を受け自然とファンになってしまった。
 巨人の一軍の選手年俸額が、阪神全軍の年俸額と同じと聞いている。資金力があれば、有力選手は集めらえる。
 強い巨人を、星野監督以下、弱い阪神が、がんばって勝つところに、なんとなく醍醐味を覚える。
 それは勝って当たり前の横綱に、平幕が思い切って全力でぶつかり、負かすところに似ているかな。

連日晴天のためか、あちらこちらでコンバインで稲刈をしている農家が、多かった。

27. くもり、後晴れ (2003/09/14)
人生 送りバント
ジャイアンツの川合選手が、本日引退した。
プロ生活21年だったそうだ。送りバントで世界新記録を達成した。今日のテレビのスポーツ解説で、江川さんが彼を「職人」と説明していた。
 私も味噌職人、、(?)として、マルカワみそ勤続27年だけれど、これといった記録はないが、職人とか職人芸という言葉には、何かひとつのことにズーッと打ち込んできたという意味が込められているように感じられる。

 実は今日が四十八歳の最後の日で、明日が四十九歳の誕生日。(注:私の誕生日は敬老の日で、いつも休みです。)
この業界に携わって、自分でいいと思うことを、いろいろやってきた。残念ながら、人間は自分の考えが、いつも正しいと思い込みやすい。結果は成功よりも、失敗が多かった。
 
 最近の心境として、なんとなく味噌の入り口がボーっと見えてきた感じがする。味噌つくりも、今までが、準備運度で、これからが本番。私もだんだん年を取ってきて、日に日に極楽が近づいてくるのだが、残された人生をこの仕事に、ささげたい。

父親が一塁に出たのを、私が送りバントで二塁へ。紘一郎君がバントで三塁へ。ツーアウト三塁で、次の代でヒット。 一点獲得という感じで、ひとつの物つくりが完成するには、地道な努力の積み重ねが必要と、川合選手の引退試合を見ながら思った。

稲も味噌も、一年に一度しかできないので、完成するまでには、長い年月が必要。


 


26. はれ 台風14号接近、風強し (2003/09/13)
台風14号
夜明け前、台風の影響で、かなり風が強かった。

今年冷夏で日照不足だったので、コシヒカリも稲の茎が軟弱になっているようだ。雨が降ってきただけでも、稲が傾きかけはじめる。
 台風14号の影響で、完全倒伏してしまった田んぼを見た。
畳を敷いたように、一面ペッシャンコ。こうなってしまうと、コンバインで刈り取るのが、大変。
つぶれた穂の下の部分は、気温が高いので「芽」が出てくるし、稲の茎が腐り始め、コンバインにかからなくなってしまう。
竹ざお持ってきて、つぶれた稲を起こして少しずつ刈り取るしかない。減収にもなるし、手間も何倍もかかる。
 今年は仕方がないかもしれない。
フェーン現象で、金沢で36度になったそうだ。

日本優化技研さん来社。パネル水槽掃除。
角鉄工さん、コンテナ屋根工事開始

25. 秋晴れの一日  (2003/09/12)
茶碗洗い機
昨日の全味の技術会の、余韻が残った一日。
いただいたパンフレットを読んでみた。やはりこのトレースシステムはすごい。
自動車部品のデンソーがハードを作っているようで、ソフト、システムは東芝テックが行っているようだ。
そういえば、以前新光証券のKさんが、ジャスダックの「東研」(6738)がいい材料があるからと、購入を勧められたのを思い出した。日経の会社情報を見ると、二次元コードに強みとありとあった。

そんなことを思っているとひょっこり本人が見えられた。技術会の話をしたら、現在ICチップを人間の体に埋め込み、どこで倒れてもそのチップから、その人の病歴・体質などがわかる技術が開発されていると聞いた。
食品だけでなく人間にも、トレースが可能と知り、改めてこのへんの技術はすごいと思った。

 で、ご本人の用件は東証マザーズ、アンジェスMG(4563)の株主向けに出している中間発表の資料を分けて欲しいとの事。差し上げた。お客様に購入を勧められるため中間報告の資料が欲しいとの事。

 以前これからは通販の時代だから、パンフやダレクトメールの業界が繁盛するのでないかと思い、セプティーニ(4293)を買った。二年以上ホールドしていたのだが、上値が重くちょうどそのとき、アンジェスを買わないかと、証券業界三十年、梶川清 「一押しの銘柄」 ということで、盛んに勧められた。
 この株は必ず二百万まで行く。私を信じてついてきてくださいと、電話口で絶叫に近い声で叫ぶセールストークに、五株買うと「一千万円」になるな、、、。
 一千万円あったら、、、と考えた私は思わず、目の前に大きな夢が広がってしまった。

 このホットな情報、熱いメッセージに乗らない手はないなと思い、すぐさま、セプティーニをはじめ他の株をロスカットし乗り換えた。


あれから、半年が経とうとしている。


セプティニは二倍以上になった、、、、。
アンジェスは、買値のまま、、、、(涙)


お金のないものは、知恵を出せ、、、、
 知恵の出ないものは、汗を出せ、、、。

汗かきの私は、やはり後者と再認識。
 額に汗を流し働くのが一番。株式投資で儲けようという考えは捨てて、やはり配当利回りと株主優待を楽しむ程度が、私にはいいようだ。

 郁子さんに自動食器洗い機を買ってあげる約束をしてあるので、アンジェスもロスカットした分と、茶碗洗い機の分の儲けが出たら、いったん売却する考え。それまで塩漬け、、。無配が痛い、、、。

我が家に茶碗洗い機がくるのは、当分先の模様。



24. くもり、東京は晴れだった (2003/09/11)
全国みそ 「第二回技術講習会」に参加
 日帰りだったけど、社団法人 中央味噌研究所主催の本年度 第二回 「味噌技術講習会」に参加した。
今回80名と申込者が多く、会場一杯で、机はなかった
 中央味噌研究所の技術講習会は、毎年三回開催され、今年一回目は、北海道旭川の福山醸造さんの味噌工場を見学した。今回が二回目、次回三回目はどうも西日本で開催される模様。

内容は次のとおり
・「これならできる味噌のトレーサビリティ」
    東芝テック(6588) 
・「流通から見た食品(味噌)の表示」
    イオン(8267)
・「味噌の求められる公正競争規約とは」
    公正取引委員会
・「味噌の表示規約について」
    中央味噌研究所

 メイン講演の東芝テックさんのお話は、興味深かった。
二次元シンボルがアメリカで発明され、二センチ角のスペースに大量の情報伝達が可能になった。

原料データー  原産地、栽培方法、生産者など
製造情報    製造工程、工場認証、検査分析結果など
付帯情報    使用方法、用途利用上の注意など

 二次元シンボルから製造現場、流通または小売現場で、瞬時にその製品の履歴がわかる管理システム。これは便利。
有機味噌の場合、一般の味噌が混入防止は勿論、畑から販売しているお店まで、その商品が追跡・検索可能でなければならない。書類・記録の管理作業が小さな企業には、負担になっている。
私はいずれ近い将来、トレースアビリティの時代が間違いなくやってくると思った。いずれ対応しなければならないのなら、早く取り組んだほうがいいと思い、今年三月にキーエンス(6961)のインクジェットのプリンターを買った。 インクを吹き飛ばして、袋やカップ・プラ樽に、数字や文字・リサイクルマーク等を、平面でも局面でも瞬時に印字できる優れモノ。
このキーエンスで出荷した製品に六桁のロット番号を付けはじめた。この番号からは、次のことがわかるようになっている。

1)味噌をパックした日がわかる。
2)その製造日から、何番の桶番号から味噌を詰めたかが、作業記録でわかる。
3)樽番号から、原材料、仕込み日、麹歩合、仕入先または生産者名が、記録によってわかるようになっている。

現在のところ、書類をたどれば、何とか判るシステムにした。時々記録が抜けている時もあるが、、、(笑い)。
今のところ東芝テックさんのトレーサビリティシステムは、一工場二千万かかり、すぐに対応できる企業は限られているが、徐々に広まって行くものと思った。
製造工場で、二次元コードを商品に印刷、量販店に読み取る機械があれば、その場で消費者の皆さんには商品の内容が全部わかることになる。

寒仕込み、一年熟成とか謳っても二次元コードにはっきりと仕込んだ日がわかることになる。一括表示には、大豆・米としか載ってないが、国産か海外の原料なのか、また新穀なのか古米なのかわかるようになる。
 どの味噌を買おうかなという、「選択」しかできない消費者の皆さんには、大変結構なことだと思う。まじめな企業には問題はないが、そうでない企業は、不正は容赦なく暴かれ、社会的制裁をうけることになる「安全・安心・正直・本物」の時代がやってくると、私は思った。

トレースアビリティ、二次元コードは、狂牛病に端を発した産物といえる。

「お客様の視点で、価値を認めてもらえる商品」という言葉が、心に残った。

農大の東先生と、東京駅で食事。夜十時半に帰宅。
阪神タイガース マジック2となった。

23. くもり 夜雨が降った。 (2003/09/10)
今日は、大変な一日
朝仕事をはじめようとと思ったら、昨日大豆を浸漬したタンクに、引き続き丸麦を別なタンクに入れなければならないのに、同じタンクに投入してあった。
ソフトクリームのように、吸水して盛り上がっていた。皆でスコップで運び出し、タンクに移し変えた。
大変疲れた。精神的にも・肉体的にもドット疲れた。

十日なので集金行った。お取引先で、聞いた話は不景気なものばかりだった。
小さな蔵では、持っている力も小さいので、なかなかだと思う、、、。
しかしやり方はあると思う。
逆に今が、思い切ったことのできる、変革のチャンスの時期と思う。
現実を悲観的に捉え嘆いているのと、残された可能性を追求していくのとでは、経営判断はおのずからちがってくるだろう。
企業にはそれぞれ「理念」があるし、蔵元には「醸造哲学」があるだろうし、自分の考え、信ずるものに従ってやっていくかないかなぁ〜と、改めて思った。

経営は、高い理想と目先の現金。


明日は全味の技術講習会だ。

22. はれ 気温32度 蔵の温度 29度 (2003/09/09)
平和堂 タイガース優勝セール
平和堂が、全88店舗にて、阪神タイガース優勝おめでとうセールを実施する模様。
優勝を決めた翌日から三日間、タイガースロゴ入り商品をはじめ、超特価商品77円、770円のお買い得品を取り揃えるそうだ。
また十日からは、タイガースのユニホームを着たオリジナルキティちゃんのマスコット人形12万個が買えるキャンペーンを実施する。

貧乏所帯をやりくりしている私には、大変有難い企画だ。
優勝した暁には、お財布もって買いに行きます。

阪神ファンの紘徳君から、優勝したら一緒に道頓堀に飛び込みに行こうと誘われていたが、何とか平和堂武生店で、我慢してもらえないだろうか、、、?

福井銀行のNさんが来社。「ふくぎんインタネットFBサービス」の登録セットアップをしていただいた。これで残高照会、振込み等すべてインターネットでできるようになり、大変便利。
借り入れもお願いした。
武生環境保全さん来社。ごみの収集依頼。大豆・米の紙袋、ナイロン等の産業廃棄物が、一回の収集七千円から一万円との事。
ん〜ん、経費じゃのぉ〜。
平野建設さんブロック工事開始。

今日も暑い一日だった。玄米・麦味噌には有難い暑さ。今月一杯この暑さもって欲しい。
事務所の温度計は、35度を示していた。

21. 晴れ蔵の温度 29度 (2003/09/08)
純米酒宣言
新聞に「純米酒宣言」との記事が出ていた。
引用すると、蔵元六十社と酒販店七十社で作る「蔵元交流会」が発表したもの。
以下引用。

日本酒とは何かを再考する時がきた。現在米だけを原料とした純米酒も、醸造用アルコールの添加量を制限した本醸造や、普通酒、醸造用アルコール・糖類・酸味料などを認めた、三増酒もすべて清酒と表現し、日本酒に言い換えられている。
 醸造酒に蒸留酒である醸造用アルコールを添加することで、本来混成酒やリキュールのジャンルで、国際的な見地から整合性がつかない。
 少なくとも現在酒税法で日本酒と呼称できるのは、純米酒のみと限定すべきであり、文化や理念にかかわる問題として、議論を重ね、日本酒のアイデンティティ確立を急ぐ必要がある。

日本酒は、米文化に由来する純粋無垢で何も加えない本来の姿に立ち返り、国際的な整合性や、消費者の信頼をえ、世界に誇りうる日本固有の伝統酒として、高い価値観を確立し、日本の国酒として、繁栄を願うものである。


とあり、純米蔵への転換は、
無理無くやって十五年、急いでも十年はかかると書いてあった。
醸し出すものに、共通する点がある。


もともと味噌は、おいしい味のする調味料なのに、わざわざ化学調味料を添加し、強制的にうまみのパンチィング力をだした「だし入りみそ」などは、この際味噌と呼べないようにしたら、いかがなものか、、、、。

朝、コンテナの屋根工事打ち合わせ、有機麦味噌仕込みはじめた。蒸し米タンクの上は、本日の暑さと蒸気の熱気で倒れそうなぐらい暑かった。
早く休んだ。

20. 晴れ 蔵の温度27℃ (2003/09/07)
長野県 高水みそ醤油組合 技術会様 工場見学
昨日の雨と売って変わって、快晴となた。今日稲刈りをはじめた農家も多かった。

お昼に、長野県の「高水味噌醤油工業協同組合」技術会の皆さんが、工場見学にお見えになられた。
長野県は日本の味噌の生産量、四割を作っている。我々としては、先進県の長野にものすごく学ばさせていただく点が多い。なのに今回は逆で、我々のような小さな工場を訪ねてこられた。

技術会の会長さんは、穀平味噌醸造場http://www.kokuhei.com/の小山さん。

もう二十年ぐらい前になるが、福井県の「みそ研究会」で、同組合員の「丸世」さんの工場を見学したことを、記憶している。

約一時間ほどの見学された。
工場見学し際して、私はいつでもお見せする、誰でも、消費者・お取引先は勿論、たとえ同業者でもお見せする、そして全部見せるし、うそはつかないを信条にしてきた。
いいところも悪いところも全部わかるので、やはり恥ずかしい思いをします。
見学を断ったり、都合のいいところだけをお見せすればいいのだが、それはしないことにしている。
同業者同士だったので、フランクに話した。


19. くもり 一時強い雨 (2003/09/06)
海上コンテナ
九時半から、雨の中を海上コンテナの据付作業を行った。

ラフタークレーンでつって、据え付けるだけなので、約一時間で終了した。
二つのコンテナの上に、傘代わりの屋根を乗せれば、ちょっとした倉庫になる。
下のコンテナは、ステンレス製のなかなか立派なものだった。断熱材が入っているので、冷凍機をつければ冷蔵庫の代わりに充分なる。

以前から工場が手狭になってきたので、はじめ単管とクランプで大きな空間を作り、屋根と壁をテントのシートで囲ったものでいいと考えていたが、構造的に無理とのことであきらめ、コンテナにたどり着いた。

海上コンテナは、作ってから五年たつと船に乗せることができない規則になっているらしい。主に商船三井が元受で、いらなくなったコンテナを払い下げているようだ。
結構丈夫にできているので、車庫から店舗までいろんな用途に再利用されている。
本体価格と運搬費用、据付と屋根工事代で、およそ坪12万程度なので、安上がり。弊社の場合これで充分。
またいらなくなった場合には、無料で引き取っていただけるのも、魅力のひとつ。

これから出荷量が増えてくる時期なので、重宝すると思う。

夕食後の家族の団欒で、ジンバブエ共和国の話に、今日は話が盛り上がった。女性の皆様って割りと冷静で物事を見、さめていらっしゃるのですね、、、。
家族の話では、私は正直すぎてだまされ易い、お人好しと結論付けられた。
そうかもしれない、、、。

夜、杉崎町の役員会に出席。来年の減反の割り当ての会議だった。
南の空に、一段と輝く「火星」が見えた。

18. 晴れ 今日も暑かった (2003/09/05)
北の蔵 広場
北の蔵の前に、明日海上コンテナが届くので、今日写真をとっておいた。
写真左手が「北の蔵」で、右手が「西の蔵」。コマツの黄色のフォールリフトがある広場に、20フィートのコンテナを四本置こうと思っている。
ここは今までは駐車場に使っていたのだが、工場の場所が手狭になり、冷蔵施設を備え、出荷待ちの商品や、包装資材一時置き場に考えている。

西の蔵は鉄筋コンクリート、北の蔵は川鉄の鉄骨製。
日本でもほとんど例が無く、珍しいと思うけれど、実は私の味噌蔵の下には、活性炭が確か4〜5トン埋めてある。細かい数字は忘れたが、、、。

鉄骨、コンクリートでも、炭のおかげで結露したりしなくて快適で、また機械等が長持ちするようだ。
しかし今度蔵を建てるときは、昭和20〜30年頃の、木造で土壁の、昔ながらの土蔵を建て、そこでエイジングするのが私の夢だ。私が子供の頃には、木造の土蔵だったのをはっきり覚えている。

超こだわりの「御塩曾蔵」

味噌の発酵には、土蔵が一番いいように思う。
是非、夢を実現したいしできると思っている。



17. 晴れ  (2003/09/04)
藤本農園のコシヒカリ
営業の途中、藤本農園の圃場に寄ってみた。
弊社から藤本さんの会社まで、車で15分くらいの距離で、すぐ近く。
地元なので、いつでもお会いできるし、圃場もいつでも見れるので大変便利。

倒伏もせず、冷夏の異常気象にもめげず、元気に実り始めていた。
雑草のヒエが少し生えていたが、収穫にはほとんど影響はない。あぜ際には「コナギ」が、生えていた。
この雑草は除草剤に弱く、一度でも使用するとまったく生えなくなる。コナギがあるのは有機のしるしだが、こいつ求肥力が強く、はびこると養分を吸ってしまうので、稲がやせて、大きな減収を招く。
また宿根性のため毎年生えてくるし、ヒエと違い背が低いので、稲が倒伏したときには高刈りができず、コンバインのバリカンの先のデバイダーにつまッてしまい、刈り取りがスムーズにかず、何倍も手間がかかるという、どうしようもないお百姓さん泣かせの雑草だ。
深水栽培だとよく生えるみたい。

今回田んぼの中に入って見なかったが、昨年の刈り取りに見に行った時、ところどころ生えてはいるけれど、コシヒカリがつぶれていなかったので、コナギの上を刈り取っていくことができ、さほど影響はなかったようだ。
もっとも「戦車」のような五条刈のコンバインだったので、たいていのところは問題ないけれど。
コシヒカリは、つぶさないのがポイントかな、、、。


先月、今秋から発売開始する、有機甘酒をこしらえようと思って、米を注文したところ、すでに、売り切れとの事。

いつまでも、あると思うな、お金と “有機農産物”


藤本さんの認証団体は、「民間稲作研究所」
稲葉先生、藤本さんのお話では、ヒエとコナギ対策は、ほぼ80%以上克服できるとのとこ。

有機米の最大の問題点は、雑草対策だと思うが、技術的には、ほぼ完成してきたと聞いているので、是非多くのお百姓さんに、この技術を用いて有機に切り替えていただきたいと思う。

新穀は、今月中旬からとの事、、、。
井村さんの大豆、旭川当麻町の瀬川さんの大豆も10〜11月以降だし、、、

それまで味噌の仕込みは、お休みとなる。



16. 薄くもり (2003/09/03)
全国味噌PR拠出金
組合からの請求書に、「全味PR拠出金」の請求が届いた。我々十万貫未満の零細味噌工場は、味噌一キロあたり四十銭支払わなければならない。使用目的は、味噌需要拡大のための、PR事業に使われる。
平成13年11月から14年の10月までの、生産トン数にかけられることになっている。
この割合で考えると、全国の生産量を単純に50万トンとし、40銭をかけると、なんと二億円になる。

業界上げて、PR事業を行っているので、テレビラジオの味噌の効用等の番組には、特にご注目いただきたい。

15. 晴れ、気温32℃ 蔵の温度28℃ アブラせみの鳴き声の中にツクツクホウシの声 (2003/09/02)
全国味噌出荷量
お盆以降、暑い日が続いている。今年一月から四月にかけて、秋から冬に出荷する分の、玄米味噌と麦味噌をかなり仕込んだ。しかし、予想外に冷夏だったので、熟成が間に合わないのでないかと心配していた。毎日蔵の温度計をチェック。ここ27〜28度をさしている。
天然の場合、九月・十月、味噌にかなり色がつき熟成する。当分この暑さ、続いて欲しい。

食料醸界新聞に、今年上期の、全国味噌の出荷量が載っていた。前年対比2.4%、約五千トンのマイナス。このまま折り返せば、約一万トンの減になるもよう。
昨年が7千トンの減で、年毎に市場はシュリンクしている。

県名 15/6 15/1-6 前年比 増減数(単位トン)
福井  38  227   89.7  -26

このペースだと、福井県は年間生産量、500トンを割ることになる。私が仕事をし始めたときには、福井県は約一千トンといわれていたが、半分になってしまう、、、。

味噌の落ち込みに、歯止めがかからないのは、私は食生活の大きな変化だと思う。
お米の消費量が、減ってきている。米とパン類の消費量が逆転したのが、昭和60年以降といわれている。そのころから、みその生産量に、かげりが出てきたのでないか?
パン、ピザ、ハンバーガー、パスタを食べた分、米食わないからね、、、。米食べなければ、味噌や醤油の出番は、自動的になくなる。
地球上で最高の食料は、「米」なんだけれど、世の中の大きな流れには、どうすることもできない。
その一方で、海外では和食が見直され、味噌の輸出も、全生産量の1%を超えた。百キロ味噌を作ると、一キロ輸出して、外人が食べていることになる。
日本では、見捨てられ、海外で見直されている。

日経平均 10690円 二部・ジャスダックも年初来高値を更新。出来高 16.3億株 売買代金1兆4559億円と活況。

昨日原料の有機大豆と丸麦、計十トンほど入荷。

14. 薄くもり朝一時雨、昼晴れ (2003/09/01)
さといらず
午後から金沢大地の井村さんちに行った。
今年七月にさといらずの種子を持ち込み、一町播種していただいた。どのくらいの大きさかというと、畑一枚写真のとおり100m×100mの広さで、かなり広い。思わず向こうの木が白樺だと北海道の帯広にたっているのかと錯覚してしまう。彼と知り合うまで、北陸に、こんな畑作地帯があったとは知らなかった。
前回お伺いしたときは、培土した後で雑草も少なかったが、今回かなり草も増えていた。オーガニックだから、やむおえないけれど、、。
草丈も大きくなってきており、晩秋には今年こそ収穫が期待できると思う。前回は、はとが食べてしまい、欠株が多く雑草に負けてしまい、収穫できなかった。今年二回目の挑戦。

「さといらず」とはれっきとした大豆の品種名。語源は、昔砂糖が貴重品で、料理に砂糖を使うことは非常に贅沢な料理という時代があった。しかしこの貴重な砂糖を使わなくても十分うまいということで、砂糖が要らないから、“さといらず”といわれるようになったらしい。岡山の“ままかり”と同じ。あまりにもおいしいので、隣の家にまま(ご飯)を借りに行ったという。

農文協の作物栽培大百科事典にも、品種として正式に載っている。新潟県が産地だが、なぜかこの大豆は、広域に流通していない。さといらずと出会ったのは、「第一回全国大豆畑トラスト運動」の大会が、山形県新庄市で開かれ参加したときに、新潟県のお百姓さんの「高波さん」と知り合ったのが、きっかけ。何回か彼のところを尋ね、分けていただき味噌にしてみた。
十勝大豆とはまた違ったうまみがあるので、どちらかというと、仙台味噌のような麹歩合の低い長熟タイプの味噌に合うように思う。

何とかこの大豆を、北陸で栽培したいと思い、井村さんにお願いした。
今年こそ、この大豆を味噌にしたい、、、。
12月に収穫し、翌年の寒に仕込み、年末には発売の予定。

河崎宏、“渾身の作”、、、となるか、、、。

 

 

  


マルカワみそ

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